世界の体験プラザ 失意の青春から社会貢献の人生へ(1) - 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事

世界の体験プラザ 失意の青春から社会貢献の人生へ(1)


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右、モーター制御の仕組みについて説明する張さん
左上、国際的にも評価が高い香港理工大学
左下、香港「黎明聖報」紙


世界の体験プラザ 失意の青春から社会貢献の人生へ(1)

香港SGI 張宙(チョンチャウ)さん

省エネと環境技術で脚光を浴びる
香港理工大学准教授として活躍

画期的な自動車両通関システム


 1997年の香港返還から19年。中国本土と香港の流通量は一貫して増加し
てきましたが、大きなネックになったのが通関・入境手続きの煩雑さ
でした。

 かつては1時間以上要することもありましたが、今では、10分余りで完了。
事前に車種とナンバー、ドライバーの指紋を登録していれば、運転席に
座ったまま手続きができる「自動車両通関システム」を導入したからです。

 最大の難関は、どれだけの車種に対応できるかでした。小型車から大型
トラックまで、運転席の高さはさまざま。また決められた停止線から
前後左右にずれることもある。

 あらゆるケースに対応させるため、まずカメラで車のフロントガラスの
位置を瞬時に判断。次いで、指紋読み取り端末をドライバーの手の位置まで、
スムーズに移動させるシステムを開発しました。

 私はチームを率いて、この制御部分を担当。”素早く、正確に動くこと”
が高く評価され、私の勤める香港理工大学から「最優秀製品開発賞」を
受賞することができました。

効率性や利便性以上に、省エネルギーや環境保護に貢献できたことが
うれしかったです。

 また香港のEV(電氣自動車)保有台数は、この5年間で40倍以上に
増加しましたが、充電スタンドの制御システムも私が設計。
今や、大きな駐車場には必ず設置されるほど普及しています。

 さらに中国南部の海南島に立つ「風車海岸」のモーターも私が設計
しました。中国は、風力による電力供給が世界一ですが、その一翼を
担っています。


自動車両通関システムのイメージ図.PNG
自動車両通関システムのイメージ図


豪州(オーストラリア)の名門校で博士号を取得

 私は59年、3人兄弟の長男として生まれました。幼いころに父を亡くし、
高校時代にイギリスへ留学。81年にロンドン大学を卒業し、
米ゼネラル・エレクトリック(GE)の香港支社に電子工学技士として
就職しました。

 職場で、後に結婚する妻と知り合いました。香港SGI(創価学会イン
タナショナアル)のメンバーだった彼女は、悲観的な人生観を持つ私に
仏法を語ってくれました。
会合に参加し、温かい励ましを受けて、84年に入会しました。

  とりわけ感動したのは、池田先生が学生や青年に対し、”勉学に励み、
その結果として、社会に貢献する人材に成長してほしい”という指針を
贈っていることでした。

 ”この信仰は、自身の幸せだけでなく、人のための貢献を勧めている。
よし、自分ももう一度、勉学に挑戦しよう”と決意。
87年、働きながら香港大学大学院修士課程(二部)に挑戦し、終了するこ
とが出来ました。

 92年には、池田先生の「童話ー輝く子供の世界」展が香港で開幕し、
テープカットの後、先生と握手を。”必ず博士になり、社会に貢献します!”と誓い、
生涯の原点となりました。

 電子工学の分野では世界トップクラスで、父も留学していた、オースト
ラリアのニューサウスウェールズ大学大学院博士課程へ留学。
妻、2人の子供と共に移住したのです。

 大学での研究を終えると、SGIの活動に奔走し、子供が寝静まって
から、リポートを作成する日々。

しかし、想像以上のレベルの高さに行き詰まりました。
貯金は2年で底をつき、妻と子供は香港に戻ることになりました、、、。

一人になると、生活は、さらに色彩をなくしたようでした。
心臓の弱い妻に心配を掛けないため、国際電話でも
明るく振る舞いましたが、八方ふさがりだったのです。

第2回につづく 『聖教新聞 2016/04/25(月)』

 まとめ
世界の体験プラザ 失意の青春から社会貢献の人生へ(1)
世界の体験プラザ 失意の青春から社会貢献の人生へ(2)

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posted by mity504 at 16:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の体験プラザ
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