信仰体験 平和の祈り 絵筆に込め 在日コリアンとして生きる(2) - 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事

信仰体験 平和の祈り 絵筆に込め 在日コリアンとして生きる(2)

体験談2.PNG
寛康さん(右)と妻の房子さんに、初夏の日差しが降り注ぐ


信仰体験

平和の祈り 絵筆に込め
在日コリアンとして生きる(2)


教員を辞め、リサイクルの商売を始めた。
「実証を示す。そこにこそ信頼は生まれる」。
大げさではなく、命懸けだった。

信心を根本にした商売は当たった。取引先も増え、78年には
3階建てのビルを建てた。オフィス家具・キッチン用品の
総合デパートとして、県内に展開した。

何よりうれしかったのは、苦労続きの祖国に母へ仕送りが出来たこと。
幸せに暮らせる、と連絡があった。韓国に対して「文化大恩の国」
と敬意を払った、池田SGI会長には「感謝しても感謝しきれない」。

94年11月1日付の本紙に載った写真が目に飛び込んできた。
そこには、パジ・チョゴリ(男性用)とチマ・チョゴリ(女性用)
を着用したSGI会長夫妻の姿があった。

胸を貫かれた。「とてつもなく勇気のいること」だと感服した。
その切り抜きを額に入れて、同胞に見せた。
「我々の過去を正しく認識している日本人がいたのか」
と涙する友がいた。北も南もない。

在日という民族的な偏見もない「妙法でしか世界平和は、なし得ない」
という哲学が、世紀の災禍を生き抜いた命に響いていた。
現在は仕事を息子に任せて、仏法を語り歩く。

時間をかけて、絵筆も握る。「絵は自分の歴史をとどめたもの」。
白いカンパスに描くのは戦争の色がにじむ景色から、
孫の笑顔に変わった。

九州国際部・無窮花(ムグンファ)友好グループの友と、
敢闘の前進を続けた日々。「池田先生に恩返しがしたい一心」
で、誠実を尽くした。その汗が、忌まわしい過去を、
平和への覚悟へ昇華させた。

そのことを伝えたい人がいた。母だった。
人生のはかなさを静かに見つめ、苦労の中に生きた母。
描いた肖像画は、硬い表情のようでもあり、
ものに動じない強さもにじむ。生きていれば伝えたかった。

「一緒に題目をあげよう」。きっと喜んでくれるだろう。
そう思い、”天の衣”を着た祖国の美しき母を描いた。
       (聖教新聞)

 おわり

平和の祈り 絵筆に込め、在日コリアンとして生きる まとめ
平和の祈り 絵筆に込め、在日コリアンとして生きる(1)
平和の祈り 絵筆に込め、在日コリアンとして生きる(2)

トップページヘ


posted by mity504 at 11:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 信仰体験
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/175891845
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Copyright © 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
<