信仰体験 真田幸村ゆかりの地でがんに臆さず(2) - 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事

信仰体験 真田幸村ゆかりの地でがんに臆さず(2)

甲冑、いこい茶屋.PNG
溝端さん手作りの赤備えの甲冑。茶屋に飾られ、
試着もでき、喜ばれている


信仰体験 真田幸村ゆかりの地でがんに臆さず(2)

生きるよろこび 赤備えの甲冑にも勝る「熱」と「炎」

この赤が目に入らぬか


2000年(平成12年)顎下線がんとの闘いが始まる。リンパ節に及び、
舌を動かす神経にまで巻きついたがん細胞を切除と右顎の下から肩まで
手術の痕が残った。

放射線治療を終えると、舌が回りづらくなった。ピリピリと顔の神経が
痛む日も。人との会話がためらわれたが、再発の恐怖と一緒に、
唱題で押し流す。ただ地域のために、、、。

その一点を譲らず、貢献の足は止まらなかった。07年、肺への転移が
発覚する。がんはステージ4に。2度の手術によって、右肺の3分の2が
切除された。


 ”もう駄目かもしれない”。残された年月を初めて意識した。
唱題を重ねるうち、「寿命」という言葉より、「使命」の二文字が
浮かんだ。池田先生は綴った。

「人は限られた生を自覚するからこそ『よりよき人生』『より価値ある
人生』を真摯に求めることができる。文豪にあらずとも、誰でも
残せるものがある。『わが人生』という名の生命の軌跡。それは何ものにも
決して侵されない」

心が揺れる瞬間はある。それでも、「最後の最後まで」。
そう言い聞かせ、地域を駆け、日記を残す毎日を送った。

 翌年、行政による「真田いこい茶屋」の構想を知る。地域の女性たちと
呼び掛け合い、立ち上げに携わった。”空洞化が進む商店街と、高齢化
した町に元気を”と活動を始めた。

 時を同じくして、溝端さんは、幸村をイメージした赤備えの甲冑を
制作する。「九度山町住民クラブ」の活動の「手作り甲冑隊」。
体を採寸し、完成した甲冑を着て、地域行事を盛り上げた。

「日本一の兵(つわもの)」とうたわれた幸村の足跡。「その強さ、
命を懸けた姿に引かれるんです。私にとって、赤は勝利の色です」。
赤備えの甲冑に、病魔を蹴散らす気迫を託した。
「この赤が目に入らぬか」と、、、。
 
 肺の手術以来、坂の多い町の移動は、体にこたえる。それでも、
「九度山の歴史を伝える「まちなか語り部」として大好きな町を歩く。
観光客に名所を紹介しつつ、時折、息を切らし、闘病の事実も
赤裸々に話す。

地域に尽くす母の勢いは増すばかり。「池田先生が、どれほどの思いで
和歌山に来られ、今も広布に戦われているか。私も、この命ある限り、
先生にお応えする、、、その炎だけが燃えています」

 いこい茶屋の”元気な笑顔のおもてなし”は、地域活性化を促す
過疎対策のモデルとして、本年、「全国過疎地域自立促進連盟」の
会長賞を受賞した。

九度山町へ足を運べば、この町を愛する母たちの笑顔に迎えられ、
溝端さんの赤い甲冑が目に映る。


取材後記

会合の合間、車の運転中、いこい茶屋での休憩時間など、多忙な溝端さん
に付き添っての取材。一息ついた自宅では、地域貢献の証である数々の
賞状を見せてもらった。

今月も1枚増えたが、当の本人は「役所に取りに行くのが大変なんです」
と涼しげな顔。何よりの誇りは、40年以上にわたり、聖教新聞を
配り続けたこと。

山の移ろう色彩に四季を感じながら、時に、ぬかるんだ落ち葉に足を
取られ、時に、クモの巣を払いのけ、無冠の道を貫いてきた。
現在でも、朝は特別な時間という。

「起きて、命がある”今”を実感し、池田先生が配達員に寄せられる
思いをかみ締め、一日を出発しているんです」と。
かつて、池田先生が関西の女子部に贈った言葉がある。

「一生は夢 信心の炎のみが 実(じつ)」

毀誉褒貶などに目もくれず、ただ信念に生き抜く。病が体を侵そうとも、
笑顔の奥で、心は深紅に燃え上がる。
そんな溝端さんは今日、師の姿を胸に描き、新しく誕生する「紀ノ川
文化会館」の開館式へ向かう。 (光)

 おわり (聖教新聞 2016/12/17 〈土〉)

 まとめ
信仰体験 真田幸村ゆかりの地でがんに臆さず(1)
信仰体験 真田幸村ゆかりの地でがんに臆さず(2)


「 07年、肺への転移が発覚する。がんはステージ4に。
2度の手術によって、右肺の3分の2が切除された。」
とあります。

「がんはステージ4に」ステージ4といえば、「後、
何か月、後、何年の生存率だと知らされる」

大半の人達がこの知らせに負けてしまう。というか、
戦うすべを知らない。もし、知っていたとしても、
この危機を乗り越えるには、それ相応の覚悟がいる。

溝端さんは16年間、がんと対峙し続けられた、
すごい!覚悟の人生、尊敬しますし、感動します。

体験談の中に、「気さくで飾らない人柄に、観光客からも
「また会いに来ます」と声が掛かる」と、ありますが、
本当にそれくらい魅力ある人柄だと思われます。

そんな人柄が偲ばれる。

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posted by mity504 at 17:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・闘病体験
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