世界の体験プラザ 香港中文大学で蓄電池の研究・開発に励む准教授(1) - 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事

世界の体験プラザ 香港中文大学で蓄電池の研究・開発に励む准教授(1)

ルー イージュンさん 1.PNG
蓄電池の素材開発に取り組むルー イージュンさん


世界の体験プラザ 香港中文大学で蓄電池の研究・開発に励む准教授(1)

 香港SGI ルー イージュンさん

 再生可能エネルギーで人類に貢献

 オンライン学際ジャーナルに論文が掲載

深遠な仏法の生命観に感動


 香港中文大学工学部の准教授として、2013年から「再生可能エネルギー」
を蓄える電池の開発に取り組んでいます。石油や石炭など、資源に
限りがある化石燃料に対し、太陽光や風力などの自然エネルギーは、
消費しても短期間で回復するため、「再生可能エネルギー」と呼ばれます。

 メリットは、資源枯渇の心配がないだけではありません。二酸化炭素
(CO2)が発生しないため、環境に優しいこと。また、設備の規模が
小さく、電力消費地で発電できるため、送電ロスが少ないことも
挙げられます。

 半面、発電量が少なく、季節や時間、気候に左右されやすいことが大きな
課題です。この不安定な電力を、安定的に供給できるようにするのが、
大容量の蓄電池なのです。

 現在、私が研究を進めているのは「リチウム硫黄フロー電池」。
バナジウムを使った従来の「レドックスフロー電池」を改良したものです。

さまざまに試行錯誤を重ね、陽極にリチウム、陰極に硫黄と炭素の化合物を
配置したところ、バナジウムでは50〜60アンペア時/リットルだった電池の
容量が、294までアップしたのです。

 この成果が高く評価され、14年7月に香港政府から「傑出した青年研究賞
」を受賞。11月には、世界的な学術誌「ネイチャー」の関連誌で、
オンライン学際ジャーナル「ネイチャーコミュニケーション」に、私たちの
論文が掲載されました。さらに翌年1月には香港中文大学から「傑出した
教育賞」を受賞したのです。

香港中文大学.PNG
香港中文大学の理工学研究棟


 信仰と学業を両立してこそ

 私は台湾・新北市の出身です。家族で最初にこの仏法を始めたのは
母でした。私が高校生の時、母方の叔父が亡くなり、落ち込んでいたところ
、親戚から台湾SGI(創価学会インターナショナル)の信仰を勧められた
のです。

やがて確信を深めた母が、題目のすごさを語ってくれたことは、よく覚えて
います。理系が得意だった私は、03年、台湾の名門・精華大学工学部に入学
。学内の先輩からSGIの活動に誘われましたが、信仰の必要性を感じず、
断り続けていました。

 半年が過ぎても連絡をくれる先輩に、”そこまで言うのなら、一度だけ
参加してから拒否しょう”と、会合に出席。そこで語られる深遠な生命観と、
理路整然とした哲学性に驚き、先入観で一方的に拒否していたことを
悔みました。

 以後、積極的にSGIの活動に参加。 自分が関わった人が幸せになるこ
とは、自分の幸せ以上にうれしいことを実感できるようになりました。

 当初、大学の成績は普通レベルでしたが、SGIの活動が忙しくなった
3年次、”信仰を理由に成績が下がってはいけない”と頑張った結果、
学部でトップに上昇。この経験が、信仰と学業は必ず両立できるという
自信になりました。

 07年、首席で卒業の見込みが立ち、教授から海外留学を勧められました。
タクシー運転手の父と、専業主婦の母、学生の姉と妹のわが家は、到底、
留学費用を負担できる経済状況ではないと思いつつも、挑戦。

何と、アメリカ屈指の名門マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院に
合格できたのです。しかし、年間5万ドル(600万円以上)の学費に加え、
生活費が必要と知り、途方に暮れました。

 題目を上げ抜き、卒業まで1カ月半となったある日、MITの教授との
面接の結果、研究室の助手に採用されることが決定。学費は奨学金で
全額免除、さらに毎月、十分過ぎるほどの生活費まで支給されることに
なったのです。

 第2につづく 『 聖教新聞 2016/07/11(月)』

 まとめ
世界の体験プラザ 香港中文大学で蓄電池の研究・開発に励む准教授(1)
世界の体験プラザ 香港中文大学で蓄電池の研究・開発に励む准教授(2)


posted by mity504 at 11:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の体験プラザ
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