建築・土木 製品開発 - 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事

信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(1)ひらめき

信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く
1平田さん .PNG

80歳の凄腕技師

さいたま市桜区 真夏を思わせる6月のある日。
平田誠之さん(80)=白鍬支部、副本部長=
が勤務する(株)アクティブでは、高速道路の補修工事で使用する
「完全無水ワイヤーソー」の組み立てを行っていた。
若手社員が、ワイヤーをセットし、電源を入れる。

その動作を確認しながら、目を輝かせる平田さん。
「やっぱり新品は軽快で、音がいいね」。機械をなでる姿から、
自身の開発した製品への誇りがあふれる。信仰と出会い、
”もう一歩、あと一歩”と挑戦に次ぐ挑戦の歩みを繰り返してきた。

ひらめき

高速道路や線路の橋脚の補修工事で、鉄筋コンクリートの
構造物を切断する。その際、使用されるのが、ダイヤモンドチップ
が埋め込まれたワイヤーを高速回転させる機械。

従来は、ワイヤーソーの摩擦熱を冷却し、飛散する粉塵を
抑えるために、水をかけることが一般的だった。

だが、2008年(平成20年)に、平田さんが開発した
「完全無水ワイヤーソー」が、業界に改革をもたらした。
水を使用しないことで、汚泥の処理作業を不要にし、
工期の短縮を実現。発注元の工事費削減にもつながった。

「業界の常識では、水を使わないでコンクリを切るなんて不可能。
ワイヤーメーカーと何度も打ち合わせをして、試行錯誤の繰り返し。
何よりも、現場で働く職人の声に耳を傾け続けました」


開発までに要した期間は10年。無水が実現したことにより、
電気系統のトラブルが命取りになる鉄道施設や、水処理が
困難とされてきた室内の現場でも、安全かつ迅速に工事を
行えるようになった。

「私の場合、発明というのは、考えて考えて、四六時中考え抜いて、
それでも思いつくことは、ほとんどない。ひらめく瞬間は
題目を唱えている時です」

常に自分に言い聞かせてきたのは、「湿(しめ)れる木より火を
出(い)だし乾(かわ)ける土より水を儲(もう)けんが如く
強盛に申すなり」(1132ページ)との御書の一節。

「この御文が、どれほど真剣に祈れるかという姿勢を教えて
下さっているかと思うと、”まだまだ”と身が引き締まる思いです」

第2回へつづく (聖教新聞)

まとめ
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(1)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(2)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(3)

トップページヘ

posted by mity504 at 17:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・土木 製品開発

信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(2)

平田さん 2.PNG


信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(2)

”不可能を可能にした新工法”で
発明大賞 文部科学大臣賞

かがやき


先に信心を始めたのは、妻・鈴恵さん(77)=支部副婦人部長=
だった。平田さんは、”鬼のように”反対してきたが、内心では、
信仰の力を実感していた。

「引っ込み思案だった妻が、どんどん前向きな性格になっていくのを
目の当たりにしてましたから」当時、自分の工場を持つことが 
夢だった。しかし、条件に合う物件に出会えずにいた。

職場の部下から「オヤジさんも、ぼつぼつやる時が来た」と。
何度も信心を勧められた。妻に遅れること13年、1977年(昭和52年)
に入会する。その後、念願の工場を手に入れ、鉄工所の社長として、
仕事、学会活動に励むようになり、埼玉の天地を駆けた。

池田SGI会長との初めての出会いは、85年9月。
川口市内で開催された埼玉青年平和文化祭の終了後だった。
別の会場に移動したSGI会長と一瞬の出会い。

「あの瞬間、社会で実証を示す人生を生き抜くと誓いました」
そのためには、”学会活動が根本”と、支部長も13年にわたり務めた。
”いつか、現場仕事だけでなく製品開発にも携わりたい”。
胸に秘めていた思いがかなったのは、90年(平成2年)。

土木・建築工事を専門とする会社から、「技術研究所に迎えたい」
と声を掛けられたのだ。54歳の時だった。

「スムーズな施工のための技術を研究する部署でした。
でも、実質、私一人。培ってきた技術はあるけど、どうやって
開発すればいいか。教えてくれる人もいない。まずは機械を分解して
構造を調べるところから始めました。それこそ休日返上でね」 
           
コンクリートの強度を増すアンカーボルトやワイヤーソーなど、
工事現場に合わせて、これまで発明した製品は、役50点に上る。
「開発し、世に出たといっても、完成品ではない。

もっと改善すべき点はないか。もっと喜ばれる製品に出来ないか。
考えるのは、常にそこです」と語る平田さん。

「完全無水ワイヤーソー」が、不可能を可能にした新工法として、
第34回「発明大賞」や文部科学大臣賞を受賞した後も、改良を重ねてきた。
そうした堅実な取り組みが業界発展に寄与したとして、2011年、
黄綬褒章にも輝いた。

第三回へつづく (聖教新聞)

まとめ
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(1)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(2)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(3)

トップページヘ

posted by mity504 at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・土木 製品開発

信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(3)

3平田さん .PNG


信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(3)

”不可能を可能にした新工法”で
発明大賞 文部科学大臣賞

よろこび


3年前に一度、現役を引退した平田さん。
それでも”まだまだ自分にやれることをやろう”と、
かつての仲間と(株)アクティブを立ち上げ、取締役本部長として
奮闘している。

土木・建築業界に広く知れ渡る平田さんの存在。
凄腕技師の名を頼って、大手建設会社などから製品開発や工事の依頼が
途切れることはない。

現在担っている主要な業務の一つが、建物の保護・耐震強化。
1926年(大正15年)に建設された北海道札幌市内にある歴史的建造物を
、有名菓子店として改装オープンさせるというプロジェクトの
一翼も担った。

建物の壁に高く積み上げられたレンガの中央部分に、直径3センチほどの
穴をあけ、上から下までワイヤーで縛り上げることで
建物の強度を増す工法。

「歴史的建造物や文化財の保護というのも、私たちの役割の一つ。
目に見えない部分だからこそ、使命は大きいのです」
こうした所で活用できる機械も、現在、考案中という。

難題のプロジェクトを前に、”本当に実現できるのか”と、
不安で眠れない時もある。その分、成功した喜びは大きいとも。

「祈り抜き、あらゆる手を尽くして、あと一歩の挑戦を重ねる。
その姿勢を貫く先に必ず勝利はある!」年齢を感じさせない話しぶりと
目の輝きに、一つに道に徹し抜いた者の力強さがにじんでいる。

おわり (聖教新聞)

まとめ
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(1)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(2)
信仰体験 あと一歩の挑戦が勝利を開く(3)

トップページヘ


posted by mity504 at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築・土木 製品開発
Copyright © 聖教新聞 体験談そのほか気になる記事 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
<